こんにちは。㈱マルワ企画の藁谷(ワラヤ)です。
福島県で不動産会社やってます。
先週お客様から「なんかあの分譲住宅、どんどん売れましたけどよく完成してもいない家買えますよね、一生に一度の買い物なのに!他の人ってどうやって決めてるんですか?」とご質問頂きました。
そんなワケで、あんまり好きじゃないけど今回は「他の人、こうしてます」というお話をします。
あくまで小さな小さな不動産会社の実務経験で記事を書きます。
[目次]
1.他の人はこうやって決めてます
未完成物件を購入する際には以下の手順を踏んでお引渡しとなります。
①現地確認
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②完成済同社施工物件(モデルハウス)の見学
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③買うと決めたら購入の申し込み
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④契約
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⑤完成後物件の立会(キズや施工漏れの確認)
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⑥売主様が修繕後、お引渡し
ざっくりこんな感じです。
大抵の方はこうした手順で未完成物件を購入されます。
モデルハウスと現地を見て、完成後の姿を想像し、決断されます。
でも質問して下さった方が本当に聞きたいことってコレじゃないと思うんですよね。
そのお客様とは①と②を何度か行いましたし、それでも敢えて完成後の物件をご契約されていたので。
2.未完成物件を買う人、内覧後即決する人、どちらもずっと前から悩んでいたと思います
経験上、未完成物件を購入される方や内覧後即決する人(10分見ただけで購入の申し込みをしたいと言う方もいらっしゃいます)がものすごく大胆な性格かというと全然そんなことはなくって。
むしろお話を聞くと、弊社に問い合わせ頂くずっと前から色々と考えて、悩まれて、準備をして、その上で決断されたんだなって方が多いように感じます。
例を挙げるとこんな方がいらっしゃいました。
「〇〇(売主)さんの建物を買おうと思ったのはこれで3回目なんです」
「去年、T銀行で住宅ローンの審査をしたことがあります」
「ここ1年、このエリア限定で物件が出てくるのを待ってました」
こうした方々は色々と調べて、不安と向き合って、答えを出されていました。
大きなお買い物なので慎重になるのは当たり前、でも自分自身で答えを出せた方の行動ってめちゃくちゃ早いです。
何の準備もなしにそのスピードに対抗しようとするってかなり大変だと思います。
3.他人は他人、自分は自分でいいと思います
未完成物件を購入するために何か裏技があるかと言われればそんなことは全然なくって、ただご本人が決断するかどうかという所に集約されます。
勿論「そろそろ買おうかな」と思った段階で色々と準備するのは重要です。
むしろ不動産の購入って段取りが一番大事。
最低限、直近1年分の源泉徴収票があればその後のお手続きがかなりスムーズになります。
ただ、決断のスピードについて他の人と張り合おうとしても仕方ないです。
お住まいになるのは自分自身なので。
張り合った結果、良い方向に進もうが悪い方向に進もうが誰も責任を取ってくれませんし。
どんなに条件的に優れた物件が出てきたとしてもご自身が完成した物件の購入に拘るのであればそれでいいと思います。
未完成物件を購入した方の中にも「以前は完成を待って契約しようと思ったんだけど」という方がいらっしゃいます。
結局ご自身でそうした考え方にシフト出来たならそれが一番で(勿論やっぱり建物の完成を待って、という結論でも良くて)、くどい様ですが他の人と張り合っても仕方ないと思うんです。
お家の購入、是非ご自身で結論を出してください。
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