株式会社マルワ企画

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一つだけ、不動産屋へ声をかける前にして頂きたいこと

こんにちは。マルワ企画の藁谷(ワラヤ)と申します。

福島県の不動産会社です。

 

最近ちょっと思うことがありまして、こうしてブログを書いています。

今回のテーマは「不動産屋に声をかける前にこれだけはして頂きたい」っていう、どちらかと言えば業者目線でのお願いごとになります。

結論から言うとたった一つだけ、一緒に住む方とまずは話をして頂きたいんです。

 

[目次]

 

 

1.半年もせずに売りに出されているお家を見つけまして

まずはこの記事を書こうと思った経緯から。

昨年の夏頃、とある新築建売住宅を案内していました。

弊社のお客様も含めて計3件のお申込み、他2組のお客様が購入を検討されていたという中々の人気物件です(ちなみに弊社のお客様は残念ながら3番手、先約されていた方がご契約されました)。

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その時のお客様からパンを頂きました、また食べたいなあ...

 

で、その人気物件、最近売りに出されているのを見つけまして。

下世話なことかも知れませんが色々と想像してしまうワケです。

勿論、前向きな理由で売却されてるのかも知れないです。

ただ「こんなハズじゃなかった!」っていう理由ならちょっと悲しい。

売主の方と接点はないけれど気の毒だなって思うし、もしこれが弊社のお客様だったらと思うと余計に胸が苦しくなります。

お家って買う時も大変だけど売る時はもっともっと大変なので。

だからなるべく「こんなハズじゃなかった!」は避けた方がいいです。

そういう事例が減ればいいな、と願って今キーボードを叩いています。

 

 

2.一緒に住む人と話し合って欲しいんです、不動産屋と話す前に

お家を買う前に”源泉徴収票を用意する”とか”個人信用情報を閲覧してみる”とか、不動産HowTo系の情報ってネット上に沢山ありますよね。

今更弊社でそれを書く必要はないかなって思います(そういう説明が上手な人、他にいっぱいいますし)。

 

ただ、ただもし友達が家を買うとしたら、最初は「一緒に住む人とよく話し合ってね」って言うはずなんです。

「この銀行いいよ」とか「こういう家いいよ」とかは本人達が条件を決めたあとに改めて。

何が良いか悪いかって本当に人それぞれなので、そこに合わせて、本人の要望に合わせてアドバイスがしたいんです。

 

注意して欲しいのは”一緒に住む人と”ってところ。

ご両親の意見、勿論大事です。

ただそれよりも一緒に住むご主人さん、奥さん、お子さん、そして自分自身の意見を優先して下さい。

決してその世代の方をディスってるワケじゃないんですけど、これからお家を買う方のお父さんお母さん世代の常識や経験、今の不動産市場ではほとんど通用しません。

建物の仕様、住宅ローン、ライフスタイル、保障と保証、昔と全然違います。

ご両親の「自分達はこうしたよ」ってアドバイス、参考にならないことの方が多いです。

「親にアドバイスされて家を選んだけど結局失敗した!」

実はこういうケースも少なくないのでどうかお気をつけて。

 

 

3.条件を決めるなら理由も明確に、そもそもお家を買う必要がないケースもあるので

住みたいお家に求める条件って色々ありますよね。

SUUMOとかでも「土地140㎡以上」とか、項目をチェックして条件検索できるじゃないですか。

 

広ければ広いほどいい、かも知れません。

でもそれって本当に必要なものでしょうか?

あるいは何か見落としていることってないでしょうか?

 

どうか理由も明確にしてみて下さい。

土地はこれくらい広い方がいい、何故なら○台駐車したいから、といった感じで。

ちなみに土地が50坪未満でも駐車4台の物件とか、逆に100坪近い広さがあるのに2台分の駐車スペースっていう物件とか、普通にあります。

条件と理由がセットの状態であれば不動産屋からいい提案を引き出しやすいかもしれません。

 

そもそもお家を買わなくてもいい人だっていると思うんです(社宅や会社の家賃補助で激安の住居費用になっている場合とか)。

その「そもそも買う必要ある?」ってところもぜひ一緒に住む人と話し合って頂ければ。

 

 

4.何が良い物件か、それは本人にしか分からないと思います

よく「旗竿型の土地は買うな」とか、そういう話があるじゃないですか。

でも知り合いの不動産営業マンがつい最近までそうした物件の購入を検討していました。

理由は”土地が広いわりに安くて、しかもプライバシーを確保できるから”。

 

不動産を生業にしている人間ですら、こういったことを考えるワケです。

何が良いか、何が正しいか、結局はそこに住む人が納得できるかどうかってことに帰結していると思います。

 

冒頭の、半年未満で売りに出された物件の話に戻ります(構成が下手ですいません)。

確かに人気もあって、希少な条件を兼ね備えている、不動産営業マンから見たら本当に良い物件でした。

でもそういう条件の数々がそこに住む人達にとっては不要だったのかも知れません。

端から見て条件の良いお家に出会った時、本当に自分達のライフスタイルに合っているのか、一度立ち止まって考えてみてください。

「よくよく考えたらこれじゃないかも」

そんな事があるかも知れません。

 

そういった物件を何かの弾みで契約してしまわないよう、くどい様ですが一緒に住む人とよく話し合って欲しいんです。

不動産屋より、親より、実際そのお家に住む人の方が具体的な生活を想像できるはずなので。

 

そのお家の購入が素敵な決断になりますよう、心から願っています。

 

 

5.連絡先

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